とうびょうライトハウス

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医師との相性は大事

長い付き合いとなりそうな病に罹った時、主治医との相性はとても大切です。場合によっては、主治医との相性は、その医師の持つ力量以上に大事な条件かも知れません。山あり谷ありの闘病生活を快適に送る上での。

その理由は、長い闘病生活の節目節目で、大きな決断を求められる時、医師との良好な信頼関係がとても重要だからです。医師との相性の良さは、その信頼関係づくりに大きな影響を与えます。

 

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ーもくじー

【相性の良くない医師に当たった時のこと】

【相性の良い医師に当たった時のこと】

【まとめ ~ 今、両者を比べてみて】

 

相性の良くない医師に当たった時のこと

私が病気に罹ったばかりの時、かかりつけの医師から、ある有名大学病院の外科医、Kdr(Kドクター(男性))を紹介されました。このKdrが、私と相性があまり良くなかったのです。波長が合わないとでも言いましょうか。

インテリ中のインテリという容姿。きっちりの正確無比な診察対応。余計なことは言えない雰囲気。挨拶代わりに冗談を言うと、表情を変えないままスルー…。ただ、医者としての評価は高かったので、私は素直な患者役をやるのみでした。そんな流れなので、かなり窮屈な感じでした。ズームで会話するよりも遠くにいる感じ。何か心もとないというような。それでも医師としてのやるべき仕事はしっかりやられていましたが…。

そんな様子でしたので、やはり患者として本当に聞きたいこと、本当に感じていることを、今思い返すとしっかり伝えきれていませんでした。当時はまだ、パターナリズム、患者は医師に従うのみという状況が、医師・患者関係の主流ではありましたが…。

 

相性の良い医師に当たった時のこと

一方、相性の良い医師に出会えた場合です。50代半ばのHdrでした。鉄腕アトムを描いた手塚治虫氏にそっくりな方でした。体格はズングリむっくりとした感じ。語り口も見た目と一緒で穏やかな印象でした。

診察時には、患者の心と体調、両者をしっかり見る医師でした。気持ちについても良く聴いてくれました。たまにふふっと笑みを誘うようなユーモアも。入院中、私の検査結果が急に悪化した際には、日も暮れる頃、Hdrのお帰り時刻のはずが、ベッドサイドにやってきて丸椅子にどっしり腰かけ、落ち込んでいる私の心情を察して、概ね良好であることには変わりはないと丁寧に説明してくれたのを思い出します。患者の心情へのフォローが優れた医師でした。

 

まとめ ~ 今、両者を比べてみて

あれから、長い月日が経過して、ふたりの医師を比べてみて思うこと。
医療面ではどちらもしっかりやってくれました。今となっては双方ともに感謝、感謝です。相性が合わなかったなどと言って申し訳なく思うところもあります。もちろんkdrを慕う患者さんもいました。Hdrは、私とだけでなく、多くの患者と良好な信頼関係を築く力を備えた医師でした。患者とのコミュニケーション能力の高さなのか。神様から与えられたギフトといったら良いのか…。

これまで、10人を超える医師に、患者としてお世話になりましたが、両極にある上記の二人の医師の間には、多数のサラリーマン的な医師がいました。特に可もなく不可もなくといった医師の面々です。医師としての技量、患者との関係形成能力などで、突出したところもないが、凹んだところもなく…といったような。ただ、それはそれで、医師と患者がこの世界に数多く存在する中、たまたま巡りあわせからお世話になった医師。そうした医師たちが持つ中庸さにも相応の魅力がありました。名店ではないが、通いなれたラーメン屋の味わいといいますか。無印良品で売っているシャツのような感じです。今、ふり返ってみますと。

やはり、医師との良好な関係は、患者にとって非常に重要な問題です。ただ、良好な関係を築きやすい相性の良い医師との出会いは、運によるところが大きいです。宝くじのようなものでしょうか。相性の悪い医師との出会いも同様でしょう。それでも上記に記したように、当たる可能性の高いサラリーマン医師との、ほどほどに良好な関係性も悪くはないものです。むしろ患者側からの働きかけによっては、如何様にでもなるような発展性を秘めているのかも知れませんね。