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闘病映画から得られるヒント ― 『最高の人生の見つけ方 (THE BUCKET LIST)』 ―

こんにちは、ジョニージョニーです。今回は、異質なふたりの闘病生活を描いた『最高の人生の見つけ方』という映画を採りあげます。

ふたりとも末期のがん患者。しかしそのような状況にあっても、ともに希望に目覚め、いっとき病気を忘れて思わぬ方向へと突き進んでいく、という展開の映画です。

この映画には、涙や笑いを誘う要素がたくさんあります。その一方、よ~く探してみると、入院生活のあるあるや闘病する際のヒントがいくつも発見できます。

辛いさなかに見出す希望や夢そしてかけがえのない家族や友人の大切さを、この映画は教えてくれます。当記事では、その辺のところをじっくり見ていきます。

映画の中で示される格言、『目を閉じて、水の流れに身を任せるのだ』。カーターとエドワードの旅は、この言葉に収束していきます。

それでは。

  目 次

 

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最高の人生の見つけ方』 あらすじ

家族を愛するまじめで心優しい自動車整備士のカーターと、一代で莫大な富を築いた傲慢で孤独な実業家のエドワード。 そんな対照的な中年おとこのふたりが、たまたま同じ病室で入院生活を送ることに。しかも、そろって余命6か月の宣告を受けてしまうのです。

ある時、カーターはかつて恩師から教わった死ぬまでに叶えたいリスト”バケットリスト”を書き出してみるのでした。それを盗み読んだエドワードはこのアイデアをとても気に入ります。そしてカーターのバケットリストを実行しようと、ふたりで病院を抜け出し、人生最後の冒険旅行へと旅立つのでした。

※ 下記の予告編から、その様子を知ることができます。

手始めにスカイダイビングカーレースを体験。その後、エドワードのプライベートジェットを使って世界旅行に出発すると、アフリカでのハンティングツアー、エジプトのピラミッドやインドのタージマハル、中国の万里の長城を訪れ、果たし得なかった夢を実現していきます。さらにはチョモランマ登頂を試みますが、これは天候に恵まれずに中止。

やがてカーターは、最愛の妻のことを想い出すのですエドワードも、絶縁状態にある愛娘についてカーターに語ります。そして香港経由でアメリカへ戻ることに…。

 

「引用元:amazonプライムビデオ

 

www.youtube.com

 

映画から得られる闘病生活のヒント① 相部屋のマナー

映画の初めは、主にふたりの病室シーンです。二人部屋のベッドのひとつをカーター(モーガン・フリーマン)が占有しているところへ、エドワード(ジャック・ニコルソン)が入院してきます。

エドワードはケタ外れのお金持ちで、この病院の経営者です。ごく普通の自動車整備士のカーターと大富豪のエドワード。ふたりの立場や気質の隔たりがユーモラスに描かれます。

映画のシーンから、同部屋の患者との良い関係性が、穏やかな入院生活にはとても大事なことだと分かります。テレビの音やエアコンの設定温度での諍いは、同部屋の患者同士によくある対立要因です。ささいなことのようですが、ちょっとした心づかいが闘病中の患者にはありがたいのです。

 

映画から得られる闘病生活のヒント② ピアの関係

エドワードは、自分がステージ4のがん患者であることを告げられます。気の強いエドワードですが、さすがに落ち込んでしまいます。

やがて抗がん剤治療に入ると、辛い副作用の昼夜に渡る苦しみが始まります。一方のカーターも同じ境遇にある患者です。ふたりは、互いの闘病を同じ病室で送るうちに、少しずつ心を通い合わせていくように…

入院生活で出会った患者仲間は、見られたくない姿を見せ合い、辛い胸の内をぶつけ合いながらも、病と闘う戦友のような関係になっていくことがあります。よく”ピア”という言葉で表されます(ピア:同じ病気、障害を抱えた者が互いを支え合う関係)。

ふたりは気晴らしにトランプをやり始めます。ふたりの親交の始まりは、カーターが誘ったトランプがきっかけでした。隣り合わせた患者が親しくなるきっかけは、何か共通の楽しみごとだったりします。私の場合は病室に持ち込んだ任天堂のゲーム機でした。このちょっとした気晴らしが、決してばかにならないセラピーになるのです。

 

映画から得られる闘病生活のヒント③ 希望や夢

カーターのバケットリストをもとに、ふたりは、スカイダイビングやカーレースにチャレンジ。またエドワードの資金力を背景に、豪華な世界旅行の旅を実現していきます。その達成する姿は、見ていて心地よく、清々しく感じられます。

ふたりの真似はなかなか出来るものではないですが、今まで躊躇していたことを実際にやってみることのすばらしさを教えてくれるシーンが続きます。

その誇張された場面に驚かされますが、私たちなりの等身大の希望や夢にトライしてみる価値に気づかされます。例え、重い病を抱えていたとしても。

 

映画から得られる闘病生活のヒント④ 大切な人

エドワードとカーターのふたりは、世界旅行の途上、アメリカに残してきた家族のことが気になり始めます。これまで健康だったときにはあえて触れてこなかった課題が、エドワードとカーターの心に浮上します。それは一番身近な人への想いでした。重い病を患うことが切っ掛けとなり、大切な人とあらためて向き合うことになります。

また、大きな病気を抱えたときに、本音の話を聞いてくれる誰かがいると、本当に救いになります。家族にも言えないような、言いづらいような話をです。カーターとエドワードは、互いにその相手を見出しました。

希望を抱くこと、温かい家族、本音の話を聞いてくれる誰か、この三つすべてがあればずいぶんと心強いでしょう。例えひとつだけだとしても、だいぶ違ってくると思います。

 

映画から得られる闘病生活のヒント⑤ 語られた名言・格言

この映画では、いくつかの名言・格言が登場します。下記にまとめます。

人生を楽しめ

口より体を動かせ

” never too late "

目を閉じて、水の流れに身を任せるのだ” 

人生に喜びを見つけたか? 他者に喜びを与えたか?

我々は皆、同じ川に向かって流れている。その滝の先に広がるのが天国だ

 

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まとめ

 これは映画なので、観るものの感情を揺り動かそうと、その表現・描写は誇張されています。でもこの映画は、闘病する患者が出会うであろう様々なリアルを巧みに表して、私たちに何某かのエッセンスを示しています。そのエッセンスは、病気に限らず、人生の困難に向き合う人たちへ、勇気と気づきをもたらします。そのひとつに、本文から漏れてしまいましたが、笑いとユーモアがあります。映画においては、高すぎるコーヒー『コピ・ルアク』の逸話に、エドワードもカーターも大笑いです。

ぜひ一度、この映画を観ていただけたらと思います

 

 最後までご覧くださり、ありがとうございました。

 

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