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闘病映画から得られるヒント ― 映画『ドント・ウォーリー』 苦悩から抜け出す道筋がわかる! ―

こんにちは、ジョニージョニーです。前回に引き続きまして、映画から闘病のヒントを探るという試みです。今回の映画は『ドント・ウォーリー』。風刺漫画家・ジョン・キャラハンの半生を描いた実話の作品です。

主人公ジョンは、酒浸りの毎日を送っていました。ある日、泥酔する悪友の車に同乗して電柱に激突。そのままジョンは生涯車いすの生活となります。体がままならないジョンは、アルコール依存を一層エスカレートさせ、いよいよ人生のどん底へ。

しかしそんなジョンの前に天使のような女性や、師としてジョンを導いてくれる男性が現れるのです。辛い記憶や身体の障害に苦しむジョン。それでも、新たな人々との関りがジョンの人生に大きな転機をもたらしていきます。

映画『ドント・ウォーリー』から、闘病のヒントを探りたいと思います。

それでは。

  目次

 

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主な登場人物

ジョン・キャラハン (ホアキン・フェニックス

・主人公。子供時代に母に捨てられたことが切っかけで、13歳からアルコールにはまる。成人する頃にはアルコール依存に。パーティの帰りに自動車事故に巻き込まれて車いす生活へ。

ドニー (ジョナ・ヒル

・AA(禁酒会)の指導者。自身もアルコール依存を経験する。禁酒会のプログラム・12のステップでジョンを立ち直らせていく。

アヌー (ルーニー・マーラ

・ジョンのガールフレンド。病院を介護ボランティアで訪れると、ひょっこりジョンと出会う。以後、ジョンと関わるようになり、出会いを重ねていく。本業はスチュワーデス。

デクスター (ジャック・ブラック

・ジョンの悪友。ジョンが訪れたパーティで偶然知り合う。意気投合し深夜まで酒を交わすが、泥酔したデクスターの運転する車が事故で大破。乗り合わせたジョンは車いす生活に。デクスターはかすり傷。

 

映画『ドント・ウォーリー』 あらすじ

アメリカ、オレゴン州ポートランドが舞台。ジョンアルコールにまみれた日々を送っていました。

ある夜、ジョンは女友達を連れてパーティに出かけると、デクスターが現れて意気投合し、深夜遅くまで酒を酌み交わします。二人とも泥酔状態にもかかわらず車で家路へ…。そして電柱へと激突ジョンは救急病院に担ぎ込まれます。

ジョンは肩より下の機能をほとんど失い、一生車いすの生活になると医師から告げられます。絶望するジョン、しかし叫ぶことさえままなりません。

リハビリ用ベッドに括りつけられたジョン。そこに美しい女性 アヌーが現れて「ハンサムさん、あなたは特別な人よ」と声をかけて来ました。するとジョンの心に灯りがともります。電動車いすの操作を覚えると、ジョンは自由を取り戻したかのようです。

気持ちが落ち着いてくると、ジョンはAA(禁酒会)の扉を叩きます。そこで指導者ドニ―に救いを求めますが、すぐには酒をやめられないジョン。

しかしドニーの熱意ある指導や、本音のグループトークに引き込まれる内、ジョンも辛い体験を語りだします。AAの仲間から温かく迎えられたジョン。AAの『12ステップのプログラム』にも取り組み始めます。

ジョンは子供時代、実母に捨てられ、養父母の家に預けられました。母に見放されたことはジョンの心を深く傷つけ、結局、養父母ともうまくいかず、アルコール依存へと繋がっていきました。

ジョンは、行方知れずの母を探そうと役所を訪ねますが、あと一歩のところで望みを絶たれます。土砂降りの中、車いすが故障してケースワーカーに助けを求めますが、法の規則から支援を拒否されます。ジョンは苛立ちを募らせます

ジョンは狂ったように酒を求めて家じゅうを探し回ります。しかし酒は見つかりません。自身の取り乱した振る舞いからふと我に返ると、これまでの酒浸りの日々がジョンの脳裏を駆け巡りました。

すると突然、母の幻が現れます。母は「酒をやめて健康になってね。愛しているわ」と。ジョンは、もう酒は飲まないと決心します。

ジョンは指導者ドニーから助言を得ます、「自分を捨てないと、大きな力は見つからない」と。そしてジョンはイラストを描き始めます。AAにも本気で関わり出します。そしてついに、ジョンのイラストが大学新聞に載ることに。風刺漫画家としてのスタートでした。

しかし順風満帆とはいきません。読者からのクレーム、ケースワーカーから援助打ち切りの知らせ。それでも、ドニーから「弱い人間ほど強くなれる」との助言をもらい、アヌーとのデートがジョンを勇気づけます。

ジョンは、12ステップのプログラムの9番目「わだかまりのある人たちに直接向き合い、彼らを許す」という課題を実行します。その中には、家族になれなかった養父母や、自動車事故でジョンを負傷させた悪友デクスターもいました。

指導者ドニーは、自分の辛い身の上をジョンに打ち明けます。ドニーとジョンは、互いの心を見せ合いながら親交を深めていきます。ドニーが10番目のステップ「自分を許す」を提示すると、ジョンは、泥酔するデクスターの車に乗ってしまった自分を許しました。

ドニーも、もとはアルコール依存症でした。そして現在はエイズをり患し、余命も長くはありません。そんなドニーがジョンに最後のステップ12「世の模範として善行を行える人間になり、宇宙の一部になる」を提示。ふたりは互いに感謝し合います

ジョンは風刺漫画家として講演会を開きます。そして、出会ってきたすべての人たち感謝の気持ちを表すのでした。

 

「引用元:amazonプライムビデオ

 

※下記の予告編をご覧ください。

www.youtube.com

 

映画『ドント・ウォーリー』から得られる闘病のヒント

ヒント① 主人公ジョンのストレングス ― 行動力 ―

先ずはストレングス強味についてです。ジョンは美しい女性に目がなくて、いい娘にはすぐに声を掛けるという行動力がありました。アヌーとの出会いをしっかりものにして、気持ちを支え合うパートナーになっていきます。

障害を負ってからは、アルコール依存と障害のダブルで苦悩することになるのですが、自らの判断でAA(禁酒会)に出向き、導き手となるドニーを自らの手で発見します。

ジョンは、イラストを描いて納得いく作品ができると、すかさず大学新聞に売り込み見事に採用されます。ジョンの風刺漫画家としての道を切り開いたのです。

病気や障害に向き合う上で、行動力は大事なポイントです。

 

ヒント② 主人公ジョンのストレングス ー 人懐っこさ(明るさ) ー

ジョンの人懐っこいキャラにも注目です。

ガールフレンドのアヌーや、指導者ドニーと親しくなっていく経過を見てみるとよく分かります。

映画の前半では、人懐っこさのダークな面が出て、介護人を罵倒したり、調査員を侮辱したりしていました。

しかし中盤から後半にかけては、ジョンは人懐っこさを素直に表して、アヌーとのラッキーな出会いをものにします。また、ドニーとも打ち解け合い、指導者のドニーは逆に身の上をジョンに打ち明けるようにも。さらにジョンは、ペントハウス誌にイラストが載った日、喜びを街のみんなと分かち合います

家族のいないジョンでしたが、その行動力プラス人懐っこさによって、助けてくれる人たちと出会え、そして出会った人たちと良い関係性を築きました。アヌーもドニーも、喜んでジョンの後押し役となっていましたね。また、難しい課題にチャレンジする場面でも、ジョンの強みが生かされました。

闘病時、自分の強味、ストレングスをうまく活用することが大切だと、この映画を観て感じました。

 

ヒント③ 指導者ドニーがジョンに語った言葉より

AA(禁酒会)の指導者ドニーがジョンに語った言葉に注目しました。

「自分を捨てないと、大きな力はみつからない」

「自分を責めるな。信念にしがみつくな」

「弱い人間ほど、強い人間になれる」

「わだかまりのある人たちに直接向き合って、彼らを許せ」

「さまざまな発見や啓示や明瞭な瞬間があって、それは消えない。君は毎日闘い、痛みは永遠に残る。でも、闘わなければ死ぬんだ」

「自分を許せ」

「世の模範として善行を行える人間になり、宇宙の一部へ戻る」

 

ヒント④ 『ニーバーの祈り』

様々な禁酒会で読まれる、AAの代表的な詩『ニーバーの祈り』です。映画にも登場しました。闘病にも役立てられる言葉ですね。

” 神様私にお与えください。

自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを

変えられるものは変えていく勇気を

そして二つのものを見分ける賢さを ”

 

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まとめ

いかがでしたでしょう。この映画から闘病のヒントを探ろうと、5回続けてアマゾンプライムで視聴しました!

この映画から得た闘病のヒント、病や障害から抜け出す道筋には、人との出会いと温かな関りがありました。

家族のいないジョンでしたが、その導きの中心には指導者ドニーがいて、その周りには恋人アヌー、AA(禁酒会)の仲間、ケースワーカー、介護人、医療スタッフ、地域の人たちがいました。

主人公のジョンは、自分の強みである行動力と人懐っこさを前面に出して、良い出会いを引き寄せ、いいと思ったら積極的にチャレンジしていました。

この実話を基にした映画は、涙やユーモアを交えながら、苦難を背負った者がゴールに至るまでの紆余曲折した王道の道筋を、さりげなく語りかけてくれました。

 

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

 

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