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映画から得られる闘病のヒント 映画『わたしはダフネ』 ーささやかな日常にこそある幸せの道ー

こんにちは、ジョニー・ジョニーです。今回は、イタリア映画『わたしはダフネ』から闘病のヒントを探ります。

主人公のダフネは、ダウン症を患う若い女。両親との3人暮らしです。人懐っこいダフネは、職場にもコミュニティにも溶け込んで、日々の生活を楽しんでいました。しかし、休暇先で母親が突然倒れ、そのまま帰らぬ人に。父親はすっかり落ち込んでしまいます。ダフネもショックを受けますが、持ち前の明るさから、いつもの生活を少しずつ取り戻していきます。

ダウン症を患っていても、日々の暮らしを楽しもうとするダフネの在り方。慢性疾患とともにある人々に、こころ温かく日々を過ごすための手がかりをくれる、そんなダフネの物語です。

それでは。

  目次

 

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主な登場人物

主人公 ダフネ (カロリーナ・ラスパンティ)

ダフネはダウン症とともに生きる女性。普段はスーパーの店員さんをしています。人懐っこいダフネは、日々の暮らしを楽しんでいました。しかし、旅先の地で突然母親が倒れ、そのまま帰らぬ人に…。ダフネと父ルイジだけの暮らしが始まります。

 

ダフネの父 ルイジ (アントニオ・ピオヴァネッリ)

妻を失ったダフネの父ルイジ。すっかり落ち込んでしまいます。

 

ダフネの母 マリア (ステファニア・カッシーニ

ダフネを優しく見守り続けてきた母マリア。休暇先のキャンプ場で思わぬ事態に。

 

映画『わたしはダフネ』 あらすじ

2019年製作/94分/G/イタリア

配給:ザジフィルムズ

 

ダフネは、父のルイジや母のマリアと一緒に、夏の休暇をキャンプ場で過ごしていました。ところが突然、マリアが倒れてしまいます。病院に運ばれますが、手当の甲斐なく、帰らぬ人に。ダフネは病院のトイレで大泣きしました。

 

葬儀が終わり、ダフネはいつもの生活に戻ろうとします。ですが、父とふたりだけの生活は、小さな衝突の繰り返し。落ち込む父にダフネは「忘れないで、私たちはひとつのチームなの」と。

 

ダフネはスーパーの店員さん。職場に戻ると店長のジャックが励ます会を開いてくれました。ダフネは同僚のカミッラに言います「職場が死ぬほど好き!」

 

父との夕食。マリアのいない居心地の悪さに戸惑うルイジ。ダフネはそんな父親を心配そうに見守ります。

 

ダンスの会。ダフネは楽しそうに踊ります。同じダウン症の仲間もたくさん参加。ダフネをデートに誘う男子も。すると、「馬並みの図太さね」と軽くかわすダフネ。ダフネはいつものペースを取り戻したようです。

 

真夜中にルイジが、家の中を何やらごそごそ。懐中電灯を片手に妻との思い出の品を眺め回っています。気味の悪さにひくダフネ。シャワーを流す音で気持ちを静めていると、「水をむだにするな!」とルイジ。また口げんかです。

 

夜が明けて、煙草を吸う父にダフネは「母さんに会いに行かない?」と。ダフネとルイジは抱き合います。ふたりは母マリアの生まれた村・コルニオーロへ行くことに。ダフネとルイジのこころの旅が始まります。

 

ふたりはゆるやなか緑の丘陵をゆっくり登っていきます。やがて、大きな古い建物が現れると、ダフネは惹かれて扉を開けてみました。薄暗い空間を覗きこむダフネ、「こういう所は魅力的ね。オペラを聴いているみたい。殻がはがれる。外側の殻じゃなくて内側の魂の殻。素晴らしい教会ね」と。「ここは教会じゃなくて氷室だよ」とルイジ。

 

ゆっくり山登りを続けるふたり。小さな湖に緑色の丸いガラス瓶が浮かんでいました。ダフネはその緑色の瓶に、母の魂を重ねます。

ふたりは歩きながら、他愛もない言葉を交わし、互いの気持ちを確かめ合います。

 

陽が沈み始めた頃、ふたりは山荘に到着。目の不自由な女将が迎えてくれました。ふたりが夕食を楽しんでいると、厨房から「冷蔵庫が壊れたようだ」とご主人の声。ルイジは修理を手伝うことに。

 

器用そうなルイジに女将が、パソコンも診てほしいと。今度はパソコン好きのダフネの出番。その間、女将がルイジに「娘さんの病気が分かった時は辛かったでしょうね」と。ルイジはショックだったと言い、「妻のマリアが『ダフネの匂いを嗅いでみて、私たちと同じ匂いがするでしょ』と言うんだ。それから娘と向き合い始めたよ。何も恐れることはなかった」と。

 

翌朝、ふたりは帰路に。ダフネは煙草呑みの父を諫めて、「問題なのは頭の中。人生はしんどいものよ。つまり、人間らしいってこと」。

 

山岳パトロールの車に出会い、乗せてもらえることに。車中ダフネは、イケメンの隊員に恋バナをもちかけます。するとイケメンが恋人との仲を「幸せだよ。問題もあるけど、ささいなことさ」と。

 

ふたりはパトロール隊員とお別れして、再び残りの山道を下ります。するとルイジが「俺がここで暮らして、お前はヴィオラ(ダフネの友達)と家で暮らせ」と。ダフネは「父さんが家に住むの。私たちは新しい家を」。ルイジ「店を売るよ」。ダフネ「私は理想のお菓子屋やるの」。ルイジ「だめだ」。ダフネ「だって夢はタダでしょ」。そして、ふたりは笑い合います。

 

家に帰ると、ダフネは父にプレゼントを渡します。小さなライターでした。ダフネは父に禁煙を求めていたはず。するとダフネは「これは煙草用じゃないの」、ダフネはローソクをとり出して火を灯してみせました。

ダフネがまた何か取り出しました。緑色の小さな風船です。ダフネは父に「これには母さんの息が入っているの。大切にしてね。中でまだ生きている」。そっとふたりは見つめ合いました。

 

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映画『わたしはダフネ』に闘病のヒントを探る

ダフネをみていて思うこと

ダウン症を患う女性、ダフネ。母を亡くしたショックはとても大きかったはずです。それにも拘らず、悲観的な父親を思いやれるくらい、ダフネはいつものダフネに。母マリアの故郷を訪ねる旅へとダフネがルイジを誘ったのは、父親の再起のためでした。

 

ダフネのタフさはどこから来ているのでしょう

日々の暮らしを愛するダフネ。子どもの頃からダウン症と付き合ってきたダフネは、心の手当の仕方を良く知っているのでは。母を亡くしたショックも、これまで通りのやり方で乗り越えられることをダフネは心得ていたのでしょう。

 

そのやり方とは

自分を受け入れられること。それができているから、ダフネは自分のことが好きダウン症の自分であっても。そして、自分を受容しているダフネは、人を信じることができます。その結果、与えあい許し合う人間関係がダフネの周囲に溢れています

 

ささやかな日常が光り輝くダフネの世界

職場の仲間が開いてくれた「ダフネを励ます会」。カミッラらとの心通わせ合う会話。ダンスを楽しむダフネ。父とのトスカーナのこころの旅。パトロール隊員との恋バナ。父への風船(母親の息の入った)のプレゼント。これらシーンから読み取れるのは、ささやかな日々のささやかな出来事、そうした日常を大切に思うダフネの感性のすばらしさです

 

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まとめ

大切なことは、自分を好きになること。そこが最初の一歩。たとえ重い病を抱えていても、自分を受け入れ、自分を好きになって、与えあい許し合うと、ささやかな日常が輝きだすのですね。ダフネが教えてくれました。

 

最後までお読みくださり、

ありがとうございました。

 

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